「転がし」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。ギャンブラーの方は多いことでしょう。言葉は聞いたことあるけど、意味は知らないという方もおられるので、どのようなものか最初にご説明します。
転がしとは、前の払戻金を全て次の勝負に全賭けする方法です。つまり、100円ベットして500円の払戻しを受けた場合に次の勝負で500円賭けることを「転がす」と呼びます。
主に競馬やボートレースなどの公営競技でよく聞く用語ですが、ブックメーカーで転がす方法がわからない……と疑問をお持ちの方もおられることでしょう。
そんなあなたに当記事では、ブックメーカーにおける転がし方を徹底解説します。転がしにおけるメリットやデメリット、ヤメ時などもご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
目次
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転がしとは?
転がしのイメージを今一度ご説明しましょう。転がしとは、前の払戻金を次の勝負にそのまま賭け金にすることです。
雪だるまを作るとき、雪玉を転がして作りますが、最初小さかった雪玉は転がしていくとみるみるうちに大きな雪玉になります。このように、ギャンブルにおいて複利の力で元手を一気に増やす手法として転がしは重要なテクニックになります。
転がしのメリット3選
転がしを使うメリットを3つご説明します。
- 少ない資金でリスクを減らして高額利益を狙える
- 成功すれば固まった資金を確保できる
- 流れ次第でローリスクハイリターンを実現できる
1つずつ詳しくご説明します。
少ない資金で高額利益を狙える
転がしをする際、最初の勝負は最小限の金額にします。なぜなら、今後の連勝で賭け金が何倍にも膨れ上がるためです。
多くの人は、ギャンブルに負け続けると負けを取り戻すために賭け金を上げ、さらに負け額を増やしてしまうという大負けパターンをやりがちです。
転がし戦略では、たとえ負け続けたとしても最初の勝負の賭け金は一定で最小限の金額なので、ちょっとの連敗で一気に負けることはありません。それに加えて、連勝が起こると一気に高額の利益へつながります。
成功すれば固まった資金を確保できる
ギャンブルにおいて、最も大事な要素として資金力があげられます。仮に確実に増やせる勝負があった場合、どれくらいの資金を投じられるかにかかっています。
ちまちまなんとなくで賭けているプレイヤーと、転がしに成功して固まった資金を得たプレイヤーでは、後者の方が資金力の面で大きく優位に立てます。
流れ次第でローリスクハイリターンを実現できる
ギャンブルは不思議なもので、ツイている時は勝ち続け、ツイていない時は負け続けます。「流れ」と表現することが多々ありますが、流れに背く戦略に「マーチンゲール」という戦略があります。
マーチンゲールは「転がし」の逆パターンで、負けた後に賭け金を倍にする方法です。この方法は、資金が無限にあれば必勝法になるのですが、実際には連敗すると破産するハイリスクローリターンの戦略です。
「転がし」は連勝中に負けても総合的な負け額は最初の賭け金のみなので、ローリスクです。流れに乗ると一気に勝つことが出来るハイリターンを期待できるため、ギャンブラーが目指すローリスクハイリターンを実現できる戦略と言えるのです。
転がしのデメリット3選
理想的な戦略に思える転がしですが、メリットだけではなくデメリットもあります。欠点も理解した上で臨みましょう。
- 転がしの勝負で負けると精神的にきつい
- 控除率の影響を連続で受ける
- 転がしが成功するまで右肩下がりの収支
1つずつ詳しく解説いたします。
転がしの勝負で負けると精神的にきつい
転がしは目標金額を達成するまで、勝ち続けるとどんどん賭け金が吊り上がって行きます。最初の勝負で負ける分には精神的ダメージは少ないですが、目標達成目前の勝負を外した時の精神的ダメージはかなりのものです。
具体例をあげると、100円から始めた勝負で目標金額100万円の転がしを連続で成功させ、91万円まで増やしたとします。
次の勝負でオッズ1.1倍のベットを行って失敗してしまった場合、実際には100円しか負けていないのに91万円損したという気になってしまうのは想像に難くないでしょう。
控除率の影響を連続で受ける
勝負する際、オッズには控除率がかけられています。例えば、競馬の単勝や複勝で1.6倍のオッズが表示されている場合、控除率(単勝・複勝は20%)を賭ける前のオッズは2.0倍です。
目標金額に到達するまで、控除率を20%毎回受けることが避けられません。
例えば、1万円の軍資金で10万円を目指すために一番有利な賭け方は10倍のオッズに1発勝負することです。控除率の影響を1度だけ受ければ済むので、一番有利という事です。
転がしの場合、1万円を1万5000円。2万円を2万円。というように徐々に増やしていくのが目的なので、総額の賭け金も高額になってしまいます。
ギャンブルにおいて平均して負ける金額は、総賭け金に控除率を掛けることで求められますので、賭け金が増え続けると数学的に不利だと言えるのです。
転がしが成功するまで右肩下がりの収支
転がしは目標金額に達するまで、利益を一切得られないことが一番のデメリットです。
ギャンブルは通常、行って来いを繰り返してじわじわと負けていくものですが、転がしは一度の連勝でドカンとプラスに持っていけることがメリットです。
それはいうなれば諸刃の剣で、目標金額に達成する連勝が起こらなければ負け続けるということです。無謀な目標金額を設定しないように、気をつけましょう。
ブックメーカーで上手く転がす方法3選
ブックメーカーでは、公営競技と異なる上手い転がしをするポイントがあります。ブックメーカーの特徴を理解し、転がしを成功する確率を少しでも上げましょう。
- アキュムレーターベットを活用する
- 自信が無ければハーフ転がしや切り上げも考える
- ボーナスやフリーベットを活用する
アキュムレーターベットを活用する
多くのブックメーカーには、「アキュムレーターベット(Accumulator bet
)」という賭け方が存在します。アキュムレーターベットは、複数の試合を全て的中させないと払い戻しがない賭け方です。
通常の賭け方よりも当然的中率は下がりますが、アキュムレーターベットは転がしとやっていることは同じです。サッカーやテニスなど様々な試合を複数選ぶことが出来ます。
アキュムレーターベットを利用すると、アキュムレーターボーナスというブースト(ブックメーカーによって名称は異なる)が付き、数学的に有利な勝負をすることが出来ます。
通常、アキュムレーターベットは試合数が多ければ多いほどボーナスの付与率は上がっていくのでもともと転がしたい場合はアキュムレーターボーナスを積極的に狙いに行きましょう。
注意点として、アキュムレーターベットはオッズが1.5や2.0以上でないと対象にならないというような制限がある場合がございますので、各ブックメーカーで確認してください。
自信が無ければハーフ転がしや切り上げも考える
転がし先がなかなか見つからない場合は、無理に全額転がす必要はありません。
勝利金の半分だけベットする「ハーフ転がし」をすることで、転がしに失敗した時のリスクを半減することが出来ます。予想が定まらない場合はハーフ転がしを実践しましょう。
最悪、目標金額を引き下げて利確することも大事です。
ボーナスやフリーベットを活用する
ブックメーカーには、公営競技にはない「ボーナス」と呼ばれるプロモーションを利用できる場合があります。
「ボーナス」は通常、特定のオッズ以上で受け取ったボーナスの何倍こなせば出金できるなどの出金条件が設定されています。「フリーベット」は通常、入金した資金を減らすことなくベットすることが可能で、当たった場合はフリーベットのベットを差し引いた利益を資金として獲得することが出来ます。
ブックメーカーのプロは、ボーナスやフリーベットを上手く活用して投資利益を上げています。
転がしに最適なブックメーカー2選
ブックメーカーで転がしをするなら、ボーナスやフリーベットが豊富なサイトを選びましょう。転がしに最適なブックメーカーを2つ紹介します。
カジ旅
カジ旅はカジノとスポーツベットも楽しめるブックメーカーの一面もあるサイトです。初回入金は入金額の100%、最大$100フリーベットを受け取ることが出来ます。
ウェルカムオファーを受け取った後も、不定期にフリーベットやキャッシュバックのオファーが来ます。
遊雅堂
遊雅堂は、日本一人気のオンラインカジノ「ベラジョンカジノ」の姉妹カジノです。
ベラジョンカジノにはないスポーツベットも可能で、ブックメーカーとしても利用することが出来ます。遊雅堂は初回から3回目までの入金で最大1000ドルまでの入金ボーナスを受け取ることが出来ます。
転がしに関してよくある質問
Q.転がしは低倍率狙いと高倍率狙いどちらが有利?
A.一般的には高倍率狙いの方が早く目標金額に到達できるので、控除率の影響が少なくて済み有利です。しかし、低倍率は勝率が高く目標金額へ着実に近づいていくのでケースバイケースと言えます。
Q.転がしの目標金額と必要資金はどれくらい?
A.目標金額を無謀な金額にすると負け続けてしまうので、最初に賭ける金額の100倍以下に設定するといいでしょう。必要資金も同様の金額があると達成するまでに余裕がありますが、少ない金額で大金を勝つのが目的であれば1/10でも問題ありません。
まとめ:ブックメーカー特有の転がしを駆使して資金確保を狙おう
ブックメーカーで転がしを行う場合は、アキュムレーターベット・ボーナス・フリーベットなど公営競技にない特典を上手く併用しつつ目標金額を目指すのがおすすめです。
ブックメーカーでは転がしは禁止されておらず、例え何連勝してもいつでも資金が引き出せることが多いです。少ない資金で、より多くの資金確保を狙いましょう。