
禁止行為「オポジットベット」ってどんな賭け方?何のために禁止されているのか解説

オンラインカジノは好きなように自分が賭けられるイメージがあるかも知れませんが、いくつかの賭け方が禁止されている事をご存知でしょうか。
「オポジットベット」は、代表的な禁止賭け行為の1つです。当記事では「オポジットベット」とはどんな賭け方なのか、なぜ禁止されているのかを解説していきます。
禁止賭け行為と知らずにやってしまうと、資金が引き出せなくなってしまう事もあり得ますので、ぜひご一読ください。
「オポジットベット」とはどのような賭け方なのか

オンラインカジノにおける「オポジットベット」は各オンカジサイトの利用規約を見ると必ずと言っていいほど禁止の賭け方として記載があります。
日本で一番人気があるベラジョンカジノ、そのグループサイトの遊雅堂やインターカジノも記載されています。最初に、オポジットベットの賭け方がどのようなものかを解説します。
オポジットベットは両張り行為
カジノのゲームには、二者択一の賭け方が多く存在します。
ルーレットの赤か黒かを当てる賭け方や、プレイヤーかバンカーどちらが勝つかを当てる賭け方。
二者択一のゲームにおいて、両方を選べばまず外れることはありません。
ルーレットでは0,00があるため完全に二者択一ではありませんが、0にも置いてしまえば必ず払い出しがある賭け方になります。
オポジットベットでは必ず引き分けか負ける
ルーレットで赤と黒に両方1ドル、合計2ドル賭けたとするとしましょう。
すると0にボールが落ちなければ2ドル獲得し、収支はプラスマイナス0となります。
不運にも0に落ちた場合はマイナス2ドルです。(ヨーロピアンルーレットの場合)
バカラでは、プレイヤーとバンカーに両方1ドル賭けた場合は、プレイヤーが勝てば2ドル獲得しプラスマイナス0。バンカーが勝つと1.95ドルで0.05ドルの負けになります。
このように同額賭けるオポジットベットで勝つことは100%ありません。
なぜオポジットベットが禁止されているのか

引き分けか負けになる賭け方「オポジットベット」は、やればやるほどカジノが儲かるためわざわざ禁止する必要がないように思えます。
しかし、オポジットベットは悪用目的で使えてしまうのです。そのため、カジノ側で禁止行為にする必要があるという理屈になります。
どのような悪用をされてしまうのか、解説していきます。
ボーナス賭け条件をクリアするため
オンラインカジノでは、ボーナスを受け取って有利にプレイすることが可能です。
しかし、ボーナスを受け取ると賭け条件という一定の金額を賭けないと出金が出来ない制約がかけられます。
どうにかしてボーナスを減らさないように賭けられないか……それなら両方に賭けてしまえばいい!という行為を禁止しているのです。
現実的には、テーブルゲームは賭け条件の貢献率が極端に低かったり、賭け上限がありますのでうまく行きませんし禁止行為なのでボーナスが没収されます。
その気がなくても両方にベットしていた、ということもあり得ますので気をつけてください。
誰かと共謀して悪用するため
オポジットベットは1人だけでなく2人で行われることがあります。
例えば、同じライブバカラのテーブルにおいてAさんがプレイヤーに賭け続けてBさんがバンカーに同じ額を賭けた場合、2人間でオポジットベットと同じ結果が得られます。
キャッシュバックやリベートなどカジノのプロモーションや、アフィリエイトにおけるマイナスレベニューなど悪用のされ方は多岐にわたるため、カジノ側は共謀オポジット行為も禁止行為として定めています。
マネーロンダリングをするため
オンラインカジノが一番恐れている理由が、オポジットベットによってマネーロンダリングに加担してしまうことです。
マネーロンダリングとは資金洗浄の事で、犯罪など違法な手段で手に入れたお金を別の場所を通すことによって出どころをうやむやにすることです。
例えば、バカラで両張りを続けて出金した場合、確実に99%のお金がマネーロンダリングすることに成功してしまいます。
オンカジで禁止されているオポジットベットをすると何が起こるか

禁止行為と明示されているからには、オポジットベット行ってしまったらペナルティを課せられてしまっても文句は言えません。
オポジットベットを行うと何が起こるか、見ていきましょう。
出金拒否される
オンラインカジノにおいて、入金時に審査はありませんが出金時には審査があります。
出金審査では、違反行為がなされていないかをチェックしています。つまり、出金審査時に禁止行為であるオポジットベットが発覚するとカジノ側は正当に出金を拒否することが出来るのです。
アカウントの凍結をされる
1度間違えて両方に賭けてしまった場合は見逃される可能性はあるかも知れませんが、複数にわたってオポジットベットが確認できた場合は出金拒否だけでなくアカウントの凍結までされる可能性があります。
理由は、先述のマネーロンダリングが疑われるためです。
カジノは疑わしい行為が本当か嘘かわかるすべがないので、元々規約に違反行為として明示しているのです。
まとめ
オポジットベットに百害あって一利なし。わざわざ負けに行く意味がないですし、出金拒否・アカウント凍結のリスクを超えるメリットはありません。
ただ、長く遊んでいると思わぬミス操作で両賭けになってしまうこともあり得ますので、その場合は早めにチャットサポートなどに連絡をして事情を説明すれば、基本的に問題ないはずです。